プライベートを大切にした家作り

私はたとえ家族であっても一緒にいたくない時があります。誰でもそうかもしれませんが、私は持病があって岡山の海鮮居酒屋か、一人部屋にこもって心配されることなく存分に痛がれる空間が欲しいと思っていました。これを家族に言うことはありませんでしたが、皆がそれぞれプライベートルームを持てることを意識して注文住宅を作りました。前の家は平屋で、増築はしたものの子ども部屋は二人が一つの部屋を共有していました。仕切りを付ければ一つの部屋となるようシンメトリーにしていたのですが、土地が空いたりと好機が重なったのでこれを生かして家を建てました。どんな家にしようかと考えていた時には、大空間で家族がどこにいても声が届くというような間取りも目にしましたが、格好いいけれど実際に住むとなると話は別かなと思いましたね。デザイン性にとらわれるといざ住んだ時、それがずっと続くということを丹念に相談しなければ失敗してしまうと思います。家族によって相性があるでしょう。